4年生 特選
ぼくの大切なもの
昭和南小 四年 松 元 優 真
ぼくは、ようち園のときからサッカースクールに入っています。チームはみんな仲がよく、どんなときもいっしょにがんばっています。特に、ぼくたち四年生は、小さいころからずっといっしょに練習しているので、おたがいの得意なことも、苦手なこともよく知っています。
サッカーで大事なことは、チームプレーと、おたがいを思いやることだと思います。チームで心を一つにしてたたかうことも大切だし、仲間を思いやる気持ちも大切なんだと思います。応えんしてもらうと、いつも以上に力が出たり、心が一つになったりするからです。
前のぼくは、試合になると、ボールをもってゴールの近くまでせめていけても、急にドキドキして、だれかにパスを出してしまったり、ゴールを外してしまったり、相手にボールを取られたりすることがありました。なぜかきんちょうして、自信がなくなってしまうのです。
そんなぼくが変わるきっかけになったのは、ある試合のときのことです。ぼくにボールが回ってきたそのとき、どうしようと、ドキドキしていたら、チームのみんなが、
「がんばれ。」
「負けるな。」
「いける、いける。」
と大きな声で口々に応えんしてくれました。ぼくはいつもより、少し勇気を出して、ゴールに向かって思い切ってシュートをしてみました。すると、ぼくがけったボールはキーパーの手をすりぬけて、見事ゴールに入りました。ゴールが決まったとき、みんなが笑顔で
「ナイスシュー。」
と声をかけてくれたのが、とってもうれしかったです。その声に、次もゴールを決められる気がしました。友達の声はとても力になりました。
そのゴールをきっかけに、ぼくは自分に少し自信がもてるようになり、次の試合では、友達の応えんの声を思い出して、ゴールに向かって、思い切りシュートをすることができました。
ぼくは、自信をもってプレーをすることだけでなく、友達のいいプレーをたくさん見つけて、
「ナイス。」
と声をかけたり、ほめたりすることもできるようになりました。自分が上手くいかないときでも、みんなに声をかけてチームのためになることをするように心がけました。すると、チームのみんなからも、同じような声が出て、これまでより、とても良いふん囲気になっていきました。
サッカーは、一人では勝てません。どんなに一人一人のテクニックがすごくても、力を合わせないとゴールにはつながりません。だれかがせめ始めたら、まわりのみんなもいっしょにせめる。ボールをとられたら、すぐに声をかけてみんなで守る。そうして、仲間といっしょに全力でプレーすることが、チームの力になるのだと思います。
ぼくは、このサッカーの経験から、仲間と協力することの大切さを学びました。これからも、大好きな仲間たちと力を合わせて、いっしょにたたかっていきたいです。そして、サッカーだけでなく、学校やふだんの生活の中でも、仲間と協力してすごすことを大切にしていきたいと思います。
評
長年所属しているサッカースクールのチームメイトと共に、切磋琢磨しながら、お互いに成長し、よりよい関係を築いていく姿が丁寧に描かれています。
試合中の松元くんの緊張感、その状況を支えた仲間の言葉。自分の状況を客観的に表現し、会話文を効果的に用いることで、ドキドキが伝わる臨場感あふれる文章になっています。
これからも、人との関わりを大切にしながら成長していく松元さんが目に浮かびます。








