作文コンクール 
くらしの文集

 

2年生の作品

2年生  呉市教育委員会賞

わたしのたのしいは

横路小 二年 久 保 結衣花

「おかあさん。ぬけたよお。」
 わたしは、るんるんでおかあさんのところまで走っていきました。おかあさんが、わたしの口を見て、
「これで四本目ね。」
と言いました。かがみを見ると、わたしの口には四つのあながあいています。手でさわってみると、小ゆびがすっぽり入ります。かがみの中のわたしはにっこりわらいました。
 四本ぬけたわたしのはは、とってもおもしろいです。うどんをたべるとき、ぬけたはのあなからチュルチュルチュル。一気にうどんが入ってきました。
「ふふ、おもしろい。」
 わたしは、もっとおもしろいことがないかさがしてみました。ぬけたところにストローをさしてみると、なんと口をとじててもジュースがのめます。やっぱり、わたしのはっておもしろい。つぎは、カラフルなグミをはがぬけたところに入れて、カラフルなはのかんせい。わたしは、(わたしのは、たのしくていいかんじ。)と思いました。
 でも、わたしには一つだけしんぱいごとがありました。それは、友だちはもう大人のはが生えはじめていることです。わたしはまだ四つのあながあいたままです。そのとき、
「だいじょうぶだよ。ほら見て。」
とおねえちゃんがわたしと同じ年くらいのころのしゃしんを見せてくれました。よく見ると、おねえちゃんも四つのあながあいています。わたしは今のおねえちゃんのはを見て、
「ああ。よかった。」
とあんしんしました。
 わたしのはは、これからゆっくり生えてきます。だから、四つのあながあいているうちに、もっともっとわたしのはのたのしいところを見つけなきゃとたのしくなりました。

ひょう

自分の歯が四本も抜けたことを前向きにとらえ、歯がない状況をユーモラスに表現している久保さん。
 手で触ったときや、うどんを食べたときの音や様子をリズムよく描写しています。
 さらに、抜けた歯の使い道をコミカルに表現している点も魅力的です。
 途中で、「一つだけ心配なことがあります。」と不安な気持ちを示し、姉の言葉によって安心し、再び前向きな気持ちになる内容となっています。読み終わった後、すがすがしい気持ちになる作品です。新しい歯が生えるのが待ち遠しいですね。

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