作文コンクール 
くらしの文集

 

5年生の作品

5年生  特選

広がれ!荘山田ボランティア隊

荘山田小 五年 美 口 明日香

「今年もやるぞ。」
 五年生になってすぐ、私はやる気いっぱいで、荘山田ボランティア隊に入りました。
 私が初めてボランティア隊に入ったのは、三年生のころでした。荘山田小にボランティア隊ができたというのを聞き、
「やってみよう。」
と思って入りました。朝早く登校し、下足場の前でみんなにあいさつをするのは、本当に楽しかったです。けれども、学級でする係などの仕事が入り、だんだんいそがしくなって、ボランティア隊から足が遠のいていきました。
 それから一年後。四年生の三学期になり、私は再び、(ボランティア隊の活動をしてみたいな。)と思い、入ることにしました。
 久しぶりにやると、あいさつ運動もそうじも、ますます楽しく感じることができました。
 ボランティア隊の中に、「永久隊」といういわゆる長期間ボランティアをするメンバーがいることを知って、(私も永久隊になりたいな。)と思い始めました。みんなに認めてもらえるように、私は今まで以上に一生けん命にあいさつ運動をしたり、校内そうじをしたりしました。
 ある日、とうとう私は自分から、
「永久隊にならせてもらえませんか。」
と先生にたのみました。すると先生が、
「この子、永久隊になりたいみたいじゃけえ、入らせてあげる。」
と六年生に聞いてくださいました。
「はい。喜んで。」
と、六年生がこころよく答えてくれました。私は、ずっとこの活動を続けたいと思っていたので、一週間ごとに更新する自由参加のボランティア隊でなく、しっかりと活動に取り組んだり、新しいアイディアを出したりできる「永久隊」に入れて、うれしかったです。
「よおし。今年もやるぞ。」
私の中のやる気が一気に高まりました。
「永久隊」として活動をしていると、いろいろなことに気が付きました。(低学年は大きな声であいさつをするのに、学年が上がるにつれ、あいさつの仕方がよくないな。)など。これまでも「あいさつ賞」などをわたして、あいさつを意識してもらう活動はしていたけれど、効果がないような気がしてきました。そこで、「あいさつ賞」の目標を「目を見て立ち止まって大きな声で」というように、具体的にしてみました。また、昼の放送で、
「今週は第○学年のあいさつが特によかったです。来週もみんなでがんばりましょう。」
と流してみました。
 ある朝、
「おはようございます。」
と、大きなランドセルを背負った一年生がにこにことあいさつをしてくれました。(やっぱり小さい子はかわいいな。)私はうれしく思いました。あいさつがどんどん良くなってきていると実感できるのは低学年でした。(やっぱり低学年しか効果がないのかな。)と思いながらも、あきらめずにあいさつのすてきな人を見付けて紹介するようにしました。
 また別のある日、
「おはようございます。」
元気の良いあいさつが聞こえてきました。三年生ぐらいの人でした。(そう言えば中学年の人もあいさつが良くなってきたな。)私はうれしくなって、いつもよりもっと大きな声で、
「おはようございます。」
とあいさつをしました。こうやって続けていると、高学年も少しずつ良くなってくるはずと思いながらあいさつ運動をしています。
 最近とてもうれしいことが起きました。
「ボランティア隊に入りたいんだけど。」
と、ある女の子が言ってきました。私はすぐに、
「いいよ。大かんげい。」
ととびはねました。今まで、五年一組のボランティア隊は私一人だけだったので、仲間ができて何だかわくわくしてきました。
 また数日後、
「草ぬきやってもいい。」
と聞いてきた友達がいたので、
「もちろんいいよ。いっしょにやろう。」
と返事をしました。
 それからというもの、次から次へと、
「ボランティア隊に入りたい。」
という子が増えてきました。実は興味があったけれど、一人で入る勇気がなかったということも分かりました。(人の役に立つことをやってみたいと思っている人がこんなに多いとは。もっとよびかけて、ボランティア隊の輪を広げていかなくちゃ。)
 私の「永久隊だましい」に火が付きました。

荘山田ボランティア隊として活動する美口さん。ボランティアをすることで、そうじやあいさつ運動も楽しくなり、もっとという気持ちが芽生えます。長期間ボランティアをする永久隊に入ってからは、どうしたらよいあいさつをする人が増えるのか悩みつつも、いろいろなアイデアを出していきます。ボランティア活動を通して、学校をよりよくしていこうと主体的に活動していく美口さんの心情の変化が会話文や心内文を使って巧みに表現されています。永久隊として責任を持ち、前向きに取り組む姿が周囲の友だちにも広がっており、美口さんの今後が楽しみになる作品です。

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