作文コンクール 
くらしの文集

 

4年生の作品

4年生  「小さな親切」運動賞

ピカピカ大作せん

横路小 四年 松 島 由 奈

「あっ、よごれている。」

わたしは、思わず声に出してしまいました。目の前には、古くよごれている公園の水道があったからです。わたしはそのとき、だれもあらわないのかなと思いながら、軽い気持ちでそのまま通りすぎました。

 次の日、またその公園を通りすぎるとき、小さい子が水道のところで立ちすくんでいました。何かあったのかなと思い、近づいて話を聞くと、

「水道がきたなくて、水が飲めないの。」

と教えてくれました。わたしは、はっとしました。

(わたしがあのとき、気づいたときにきれいにしておけば、この子はこまらなかったのに。)

と思いました。

「ようし。」

すぐに家にもどり、バケツとスコップを持って公園に引き返しました。バケツで水を流しながらそうじをすると、どんどんきれいになり、すっきりしました。そして、

(今日から、この公園の水道をきれいにしよう。ピカピカ大作せんだ。)

と思いました。

 次の日は、友達をさそい、いっしょに水道のそうじをしました。友達が、

「みんなでやると、すぐにピカピカになるね。それに楽しい。」

と言ってくれたので、とてもうれしくなりました。きれいになった水道を見ていると、

「ありがとう。」

と言ってくれているみたいでした。そして、きれいにした水道の水を友達と一しょに飲んでみました。いつも飲んでいる水とはだんちがいの味でした。百倍おいしく感じました。

「これからも、ピカピカにして、新品みたいにしようね。」

と、友達とちかい合いました。ちょうど春休みでもあったので、

「じゃあ、春休みが終わるまでそうじを続けて、ピカピカの一年生にしてあげようよ。」

とてい案すると、

「さん成。」

「さん成。」

と言う声が返ってきました。

(わたしのてい案に気持ちよくさん成してくれた友達、本当にいい友達をもったな。みんなで心を一つにしてがんばろう。)

と思いました。

 いよいよ、春休み最後の日がやってきました。今日は、お母さんもさそって、友達と公園に行きました。自分たちがしている活動を知ってほしかったからです。お母さんとは、よく一しょに行くので、公園につくと、

「わあっ、とってもきれいになってる。本当にあなた達でしたの?でも、とってもきれい。よくがんばったわね、まるで新品のようだわ。」

と言ってくれました。

 わたしは、今までやってきてよかったと思いました。無事に春休みを終えて、水道一年生をむかえることができたからです。本当に本当によかったです。ピカピカ大作せんは、大成こうしました。

 「ピカピカ大作せん」の成功に思わず拍手を送りたくなりました。素敵な作せんですね。

 一度は見て見ぬふりをした水道のよごれでしたが、困っている小さい子の姿に気付き、自ら立ち上がった松島さんを頼もしく思いました。また、友だちを巻き込んで作せんを広げていくパワーと、活動に楽しさを見い出す明るさが、生き生きとした表現から伝わってきました。

 これからも、もち前の感性を大切により豊かな生活を創り上げていく松島さんの活躍を期待しています。

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