作文コンクール 
くらしの文集

 

3年生の作品

3年生  特選

子ねこの大きゅう出

荘山田小 三年  髙  ひなの

「ニャーニャー。」
 子ねこが鳴いていました。鳴き声がする方に行くと、そこは、くらくてせまい所でした。
 わたしは、
(こんな細い所にどうやって入ったのかな。何日間もごはんを食べていなくてかわいそう。それにその子ねこは、親ねことはなればなれになってすごくかわいそう。)
と思いました。その子ねこは、おばあちゃんの家の近くで、何日も、
「ニャーニャー。」
と鳴いていたそうです。
 すると、近所のおばちゃんが来て、
「ここは、ネジがついとるけえ、わたしたちじゃ取れんけえ、しょうぼうしさんにたのもうか。」
と言いました。
 近所のおばちゃんが、しょうぼうしょに電話をしてくれて、大きなしょうぼう車と、くれ四と書いてある小さなしょうぼう車が来ました。くれ四のしょうぼう車を、わかい女の人が、運てんをして来てくれました。
 すごくやさしく、子ねこに向かって、
「こっちにおいで。」
と言っていました。
 子ねこだけの力では、そこから出る事ができないので、ネジを外して、子ねこを出すことになりました。ようやく出て来ましたが、その子ねこは、目のびょう気でした。
 近所のおばちゃんが、子ねこ用のえさを持って来てくれて食べさせてあげていました。すると、近所のおばちゃんが、
「ちょっとの間、わたしのお家であずかっとこうか。」
と言ってくれました。
 それから、わたしは、
(親ねこがむかえに来てくれたらいいのにな。)
と思いながらすごしていました。
 何日かして、子ねこを外においていたら、親ねこがむかえに来てくれたことを近所のおばちゃんから聞きました。わたしが、ねがっていたように親ねこがむかえに来てくれてよかったです。
 しょうぼうしさんは、火事のときだけではなく、こんなときも活やくしてくれていることが分かりました。
 やさしく子ねこをきゅう出してくれたしょうぼうしさんたちと、子ねこをうけ取ってくれた近所のおばちゃんと、子どもをむかえに来てくれた親ねこに感しゃしたいです。
 みんなにたすけられた子ねこが、親ねこと一しょに、元気で幸せにくらしてほしいなあと思います。

ある日、親ねこと離れ離れになり、暗くて狭い場所から出られず不安な声で鳴く子ねこに気が付いたさん。様々な人と関わりながら、その尊い小さな命を救おうとする一生懸命な姿が温かく素直に表現されている作品です。
 一緒に心配したり世話を引き受けてくれたりした近所のおばさんや、救出してくれた消防署の人たちの会話や行動の具体的な描写から、子ねこの命とともにさんの優しさも大切にしようとする気持ちが伝わってきます。
 見事な思いやりのバトンをつないで助けられた子ねこは、さんの願い通りにきっと親ねこのもとで安心してすくすく育っていることでしょう。

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