作文コンクール 
くらしの文集

 

3年生の作品

3年生  特選

きゅうりせん切り対決

横路小 三年 大 澤 蓮 華

「トントントントン。」

これは、毎日お母さんがごはんを作っている時の音です。お母さんはりょう理がとても上手で、朝、昼、ばんといつもうさぎみたいに台所で動き回ります。あっという間においしいごはんが出来上がります。

 そんなお母さんとわたし、お兄ちゃんできゅうりせん切り対決をしました。なぜ、きゅうりせん切り対決をすることになったのかというと、お兄ちゃんが家で家庭科のきゅうりのせん切りテストの練習をしていると中で、わたしが、

「やりたい、やりたい。」

ととびはねながら言ったからです。そして、三十秒でだれが一番多くせん切りができるか、対決することになりました。

 対決が始まると、まずわたしからやることになりました。ほう丁で切ることがはじめてだったので、(自分の指を切らないか心配だな。)とずっと思っていました。

「ようい、どん。」

という合図で、手が一気に動きだします。きゅうりをほう丁に当てると、シャキシャキした感じがして意外にかたくて、なかなか切れませんでした。それに、うすく切ろうとすると、指まで切れそうでこわかったです。あっという間に三十秒たって、(やっぱり切るのってむずかしいんだな。)と思いました。

 次に、お兄ちゃんがやってみると、出だしからさい後まできかいみたいにすごいスピードでうすく切っていきます。三十秒が終わって、数えてみると、なんと三十一まいも切れていました。(やっぱりお兄ちゃんって感じ。)と思いました。わたしは、そんなになんでもできるお兄ちゃんが大すきです。

 さい後に、お母さんがやってみると、わたしとお兄ちゃんとはくらべものにならないくらいのものすごいスピードで、

 トントントントン。

といつもの切り方であっという間に一本を切り終わって、二本目を切り始めました。切っていると中、わたしとお兄ちゃんは顔を見合わせて、

「すごい。」

とこっそり言いました。そしてお母さんのけっかは、なんと百まいでした。その百まいの中には、うすすぎて向こうがすけて見えるものもあってびっくりしました。さい後にみんなが切ったきゅうりをサラダにして食べると、それはさい高においしい味にへん身していました。

 わたしはきゅうりせん切り対決で、まい数が一番少なかったので、一位のお母さんがうらやましくてたまりません。だから、もっとお手つだいでたくさんの野さいを切る練習をして、しょう来はお母さんにうらやましいと思ってもらえるようなすてきなお母さんになりたいです。

きゅうりのせん切り対決を通して、お兄ちゃんやお母さんへの尊敬を深め、負けずに自分もがんばるぞという大澤さんのやる気が伝わる作品です。書き出しの「トントントントン」や、切ったときの「シャキシャキした感じ」の表現で包丁を使ったときの響きが心地よく感じられます。初めてきゅうりのせん切りにチャレンジする大澤さんの表現と、「きかいみたいにすごいスピード」のお兄ちゃん、「くらべものにならない」お母さんの表現が対比されていて印象的です。日常的な一場面から、ほほえましい家族の様子が伝わり、読後に心があたたかくなりました。

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