作文コンクール 
くらしの文集

 

3年生の作品

3年生  特選

わたしの朝はジョギングだ

和庄小 三年 清 水 結 椛

「ゆうか、おきなさい。」
 朝六時。お母さんの声が聞こえると、わたしは目をさまします。まだまだねむたくて、ぼうっとしているわたしに、お母さんが、
「ジョギングのふくにきがえて。」
といつもの調子で言います。(ねむたいなあ。)と思いながらふくにきがえてから、ごはんを食べます。みんながバタバタする、わたしの家の朝のスタートです。
 わたしたち家ぞくが、みんなでジョギングをするようになったのは、けん道のためです。わたしが、一年生の十月から始めました。始めたころは体力がなくて、なかなか勝てなかったので、体力をつけるために走ることにしました。
 走るきょりは、三キロメートル。わたしの家から寺本公園まで行き、公園を二しゅうして、海軍ぼ地まで走ります。それから家に帰るコースです。ときどきお兄ちゃんと、
「あついし、つかれたね。」
と言いながら走ります。自分できめたことでしたが、朝早いし走るきょりも長いので、少しいやなときもありました。それでも今は、朝起きて晴れていると、(今日も走れる。)と、わくわくするようなやる気がわいてきます。朝のジョギングは、風が気持ちよくて、体も心もすっきりするからです。
 走っているとき、いつもすれちがうおじいさんがいます。はじめは、
「おはよう。」
とあいさつするだけでしたが、会う回数がふえると、
「今日もがんばっているね。」
「今日もあついね。」
とわたしたちに声をかけてくれるようになりました。おじいさんに声をかけてもらうことが、ジョギングのときの、わたしの楽しみの一つです。
 もう一つ、ジョギングを始めてよかったと思うことがあります。それは、家ぞくとの会話がふえたことです。同じ時間に、同じ風を感じながら一しょにジョギングをすることで、きょう通の話だいがふえたのだと思います。
 およそ二十分間。走り終わると、あせがいっぱいながれます。水分をとって、シャワーをあびてから学校へ行く毎日です。さむい冬もあつい夏も走ります。走り始めたころよりも、ゴールが近く感じるようになり、けん道でも少しずつ勝てるようになりました。今のわたしは、朝のジョギングが大すきです。
 わたしの朝は、人よりも早く、いそがしいかもしれないけれど、ジョギングの時間は、わたしにとって幸せな時間です。わたしは知っています。朝の空気はとてもおいしくて、雨がふったつぎの日の公園では、朝日の当たった葉っぱがかがやいて見えます。わたしはこれからも、ジョギングをつづけたいと思います。

「風が気持ちよく」「朝日の当たった葉がかがやいて」などの心理描写や情景描写などから、清水さんの朝が毎日すがすがしくスタートしている様子が伝わり、思わずこんなふうにいい朝を迎えたいと思わせてくれる作品です。
 走り始めたきっかけが自分の体力づくりのためだったのにいつの間にか家族みんなの日課となり、「同じ時間」「同じ風」を感じたり会話を楽しんだりすることへと広がっていることにほのぼのとした気持ちになりました。
 これからもジョギングを続けることで、毎朝すれ違う人との会話や感じる景色が広がり、清水さん家族のジョギングの朝がさらに「幸せな時間」が深まっていくことでしょう。

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