作文コンクール 
くらしの文集

 

2年生の作品

2年生  特選

元気になってね、シシトウさん

昭和西小 二年 掛 水 唯 衣

「あっ、わたしのシシトウが。」

 生活科でなえをうえたつぎの日の朝、水やりに行くと、ねが土から出て、くきもくにゃっとたおれていました。(だいじょうぶかな。元気になるかな。)と心ぱいしながら水をかけると、水のおもさで土がぐんぐん下に下がっていって、ますますねが外に出てしまいました。わたしは、まわりの土をかけてねをかくしました。家に帰って、

「きのううえたシシトウのねが土の外に出ているんだけど、どうしたらいい。」

と聞くと、お母さんはにこにこして、

「土をかぶせたらいいんじゃない。」

と言いました。わたしは半分なきそうになって、

「くきもたおれているんだよ。ゆいのシシトウは、みができなくなるかも。」

と言うと、とうとうないてしまいました。

「シシトウはね、強いからおれているところから、また新しいくきが出てくるよ。」

と、お母さんが言ったのでやっとあん心しました。

 つぎの日、学校に行ったらすぐに(大きくなってね。)と思いながら、土をまたかけました。毎朝見に行って何日かすると、おれていたところに小さな新しいはっぱが二まい出ていました。(やった。)と思ってよく見たら、小さい白い花が四つもさいていました。形はトマトの花ににていました。(元気になってよかった。)とうれしくなりました。

 花がさいた後には、わたしの小ゆびのつめくらいの、小さなとんがりぼうしみたいなみができました。大きくなると、どんどんこいみどり色になって、ピーマンのようなにおいがしました。とんがりぼうしは、長くなってまがっていって、ひらがなのつの字の形になりました。もう少し大きくなったら家にもって帰って食べたいです。おいしいかな。

                         
ひょう

生活科で植えたシシトウの苗が、次の日に見に行くと倒れていたという衝撃的な出来事で始まる書き出しが、読み手をぐっと引き込みます。

心配になって、どうしたらよいかをお母さんに一生懸命尋ねている様子や、大きくなって欲しいという願いを込めて土をかけたり、毎朝様子を見に行ったりする様子が、表現豊かに書かれており、自分が植えたシシトウを大切に思う気持ちがよく伝わってきます。

シシトウの実が長くなって曲がっていく様子も比喩を使いながら巧みに表現されています。掛水さんのシシトウへの思いがあふれた作品です。

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