作文コンクール 
くらしの文集

 

2年生の作品

2年生  特選

ないしょの日記

仁方小 二年 濵 田 琴 亜

「こっちゃん、ばあちゃんといっしょに日記を書いてみる。」

 ばあちゃんが、わたしを見て、にこっとわらいました。わたしは、

「なんで書くん。」

とふしぎに思い、聞きかえしました。するとばあちゃんが、

「こっちゃんのことをもっと知りたいし、ばあちゃんの気もちを、いっぱいこっちゃんにつたえたいんよ。」

と言いました。わたしは、なんだかおもしろそうなので、

「うん、ええよ。」

と答えました。わたしとばあちゃんとの、ないしょの日記のはじまりです。「きょうはしゅくだいをわすれないようにがんばります。」

と書いたら、ばあちゃんはそれを読んで、うふっとわらっていました。

 せっかく「がんばります。」と日記に書いたのに、まもれないときもありました。すると、ばあちゃんのへんじには、「がんばっていると書いていたのに、こっちゃん、がんばっていないよ。」と書かれていました。それを読んだとき、少しかなしくなったけれど、本とうのことを言ってくれているのだとうれしくなりました。

 日記は、ばあちゃんが夜書いて、朝わたしがへんじを書きます。朝ねぼうをして読めなかったとき、ばあちゃんが、

「学校から帰って読めばいいでしょ。」

と言ってくれたのでほっとしました。

 こまらせるときもたくさんあるのに、いつもみ方になってたすけてくれるばあちゃん。けい算を教えてくれるばあちゃん。おふとんをそっとかけてくれるばあちゃん。ありがとう。こんどは、わたしがばあちゃんをたすけるばんです。そのときまで、つづけていきたいな。二人だけのないしょの日記。

 
ひょう

おばあちゃんの提案で、濵田さんとおばあちゃんとのないしょの日記が始まりました。日常の些細なやりとりから、徐々に二人の気持ちが通い合っていく様子が目に浮かびます。おばあちゃんの返事を読み、いつも自分のことを考えて本当の事を伝えてくれていると気付いた時、感謝の気持ちと同時に、いつか自分もおばあちゃんを助けたいという気持ちが膨らんでいますね。おばあちゃんとのないしょの日記を始めたことで、濵田さん自身の心の成長を感じることができる作品です。

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