作文コンクール 
くらしの文集

 

2年生の作品

2年生  呉市教育委員会賞

新しい自分

昭和北小 二年 山 根 凜 子

「かみを切りなさい。プールがはじまるじゃろ。」

と、おじいちゃんが言いました。

「いやだよう。切りたくないよお。」

と、わたしが言うと、

「かんちゃんのところに切りに行くわよ。」

 とうとうこんどは、お母さんがおこって言いました。かんちゃんは、お母さんのいとこでとこやさんをしています。(せっかくのばしたのに切りたくないよ。)と思ったけど、みんなに言われるから、

「うん、分かった。そんなに言うんだったら、じゃあ切るよ。」

 わたしはいやだったけど切ることにしました。

「えらいね。さすが二年生。」

お父さんお母さんはそう言うけど、ぜんぜんうれしくありません。

 いよいよかみを切る日よう日になりました。かんちゃんのとこやさんに行く車の中で(いやだなぁ。やっぱり行きたくないよう。)と考えても、車はどんどんすすんでいきます。

 車が止まり、かんちゃんのとこやさんにつきました。かんちゃんはききます。

「何の教科がすきなの。」

「図工と生活です。」

と、わたしは小さな声で答えました。いろんな話をしながら、どんどんかみが切られていきます。

(どんなかみがたになるんだろう。)ドキドキしながらかがみにうつるわたしを見ていました。

「はい、出来上がり。」

 切りおわったかみを見て、(これがわたしなの。けっこういいじゃん。)と、かがみにうつるじぶんを見てうれしくなりました。

「あたらしい自分のはじまりだ。」

 もらったあめをほおばりながら、にこにこして帰りました。

ひょう

題名を見て「新しい自分」とはどんな自分になったことなのかなと、わくわくしながら読み進めていきました。
 かみを切りたくないけれど、みんなに言われて仕方なくとこやさんへ行く時の気持ちやどんなかみがたになるのかドキドキしながらかがみを見ている山根さんの気持ちが伝わってきました。
 切り終わったかみを見て、「あたらしい自分のはじまりだ。」と表現しているところがとても前向きで新しい未来に向かって真っ直ぐに突き進んで行く、山根さんの姿が見えるような作品です。

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